継承される職人たちの技術。それがクラシケ対応マフラーを創り出す
マラネッロにあるフェラーリ本社工場の新しい正門からモデナに向かって幹線道路を一つ隔てた工業団地にTubi Styleの本社はあります。正式にはDuerre Tubi Style group S.p.A、略してDTS社です。
元はといえば1987年にフィオラノ近くで興ったレーシングカー用エグゾーストシステム製作の職人集団でした。その名声はあっという間に世にとどろき、2004年にはマラネッロにファクトリーを移転して規模を拡大。さらに2012年には燃料タンクシステムの専門メーカー、ドゥエッレ社を合併し現在の社名、DTS社となりました。
日本におけるTubi Style のイメージは、フェラーリ車用マフラーのアフターマーケット製品ブランドかもしれません。もちろん、間違いではありません。確かに8、90年代にはフェラーリ用エグゾーストシステムで一世を風靡しました。
実はDTS社において今、アフターマーケット用のマフラー生産はエグゾーストシステム部門のわずか2割のみ。残りは全て、それこそフェラーリやランボルギーニ、マクラーレン、ブガッティ、アストンマーティンといった主要な高性能カーブランド用の純正品、つまりOEM生産を大規模に行なっているのです。知らない間に彼らの技術力は随分と高い評価を受けるようになりました。
最新の本社工場を訪れてみればいかにもモダンな工場然としていて、マフラー屋のイメージからは程遠い雰囲気です。けれどもさらに奥の扉を開けてみれば、そこには未だアルチザン=職人たちの世界が残っています。
個人ごとに仕切られたブースの中で、インコネルの薄板を曲げて溶接し、一品もののレーシングマニホールドを作っている職人がいます。そこではパイプの集合体がまるで芸術作品のように神々しく輝いているのです。さらにその奥にはマニア垂涎のクラシックフェラーリがリフトアップされている様子が伺えるでしょう。
それらは実を言うとフェラーリのクラシケ部門からの依頼で新たにエグゾーストシステムを製作するために持ち込まれた個体です。少量生産モデルには個体差が少なからずあるので現車を持ち込んで製作すると言うわけです。
60年代以降、例えばディーノやデイトナ、べルリネッタボクサーあたり以降のモデルになれば、当時の生産規格もかなり厳格になっており、そこまで神経質にならなくていいようです。とはいえ当社のようなスペシャリストによってフィッティングには十分気を遣って装着します。
Tubi Styleではクラシックフェラーリ用の純正タイプ、クラシケ対応のマフラーを再生産します。クラシックモデル用の高性能エグゾーストシステムもオーダー可能です。より効率的で高性能なエグゾーストシステムを追求する情熱があるからこそ、今でもレーシングモデルやクラシックモデルのエグソーストシステムを職人で作り続けているのです。
クラシックフェラーリのエグゾーストシステム全般でお困りの際には、クラシケ純正適合Tubi Styleエグゾーストシステムのオフィシャル・ディストリビューターである当社に一度ご相談ください。